猫好きには堪らない『通い猫アルフィーの奇跡』

    レイチェル・ウェルズ著の『通い猫アルフィーの奇跡』。

    飼い主のマーガレットが亡くなってしまった猫のアルフィー。

    その家に片付けにきたマーガレットの家族が、アルフィーをシェルター(保護施設)に連れていこうという話を持ち出すのです。

    保護施設と言っても、貰い手がなければ安楽死ということもあるようなのです。

    そこでアルフィーは、未知の世界へ飛び込むことになるのです。

    物語なのに心配してしまいます。

    外の世界は怖いところです。それでも命が助かるほうがいいのかもしれません。

    ですが、外の世界も大変です。果たして、アルフィーは生きていけるのでしょうか。

    野良猫たちは、みんな危険と隣あわせで暮らしているのでしょう。

    ふと私の愛猫のことを考えてしまいます。

    もともと野良猫のうちの愛猫もきっとそんな暮らしをしていたのかと思うともっと大事にしてあげなければと思います。

    脇で寝ている姿を見てそう思いました。

    この物語を読むと、つい愛猫と重ねてしまいます。

    余談になってしまいました。本の話に戻します。

    飼い猫から野良猫への道を選んだアルフィーはかなり辛い思いをするのです。

    なんだか心が痛みます。

    「頑張れ」と励ましてあげたい気持ちが膨らみます。

    誰か助けてあげてと言いたくなります。

    そんなアルフィーの頑張りが報われる日がやってきます。

    新たな飼い主になってくれそうな人をみつけます。

    悲しみをまとった女性なのです。

    お互い慰め合う感じの生活が始まります。

    私は安堵しました。これで、アルフィーも救われたと感じました。

    けど、また辛い暮らしに戻らないように、一ヶ所ではなく他の家でもごはんをくれそうな場所を探します。

    つまり通い猫になろうとしているのです。最終的には、四件の家を回ることになります。

    アルフィーが行く家は、なぜか寂しさある住人がいます。

    アルフィーの癒しが必要な家だと言えます。

    これを読んでいると、私の家の猫もアルフィーのようなことを考えているのかなと思ってしまいます。

    言葉を理解していたら、いいなと思ってしまいます。

    猫のいる生活は、いいものです。猫も人も幸せになれるのです。

    こんなふうに思うのは、猫好きだからかもしれません。

    本当に楽しくてにんまりしてしまいます。

    この物語は、猫のアルフィーをとおしていろんな人間模様を見せてくれます。

    良いことばかりではありませんが、アルフィーがいい方向へと導いてくれます。

    アルフィーは人と人の繋がりを作ってくれるのです。

    幸せをもたらす福猫です。

    最後には、大好きな人のために命までかけて救います。そんな凄い猫がいるでしょうか。

    その場面は、泣けました。

    心に響きました。感動です。

    ちょっと大袈裟かもしれませんが、アルフィーという猫に人生とは何か教えられた気がします。

    続編も発売されていますので、また読みたいと思っています。

    猫好きの人もそうでない人も温かな気持ちにさせてくれるこの物語を手に取ってくれたら、私も嬉しいです。

    それだけ、お気に入りの一冊となりました。

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